漫画家になる為にはアシスタント経験が必要ですか?

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ゆな さん 2020年10月09日 14:52

こんにちは。
見ていただきありがとうございます。

私は今年の6月から専門学校に通い出し、漫画の勉強を始めました。

ある日、学校の講師の方から、「漫画家のアシスタントに行かないヤツは、何か言われるのが怖いから行かないだけ。自分が成長したくないことと同義だから、プロにならないと言ってるようなモノ。デジタルをやってても、アナログの技術がなければ使いこなせないんだから、アシスタントにいってアナログの技術などを学んで来い!」

といった趣旨のことを言われました。
確かに正しいとも思うのですが、本当に講師の方が言ったことが全て正解なのでしょうか?

私は現在、デジタルで投稿作を描いてる最中です。
ゆくゆくは一人で漫画を描こうと思っています。(電子書籍で出せたらと思っています。)

デジタル環境がこれだけ整ってきて、一人ででも作画出来る方、漫画描いてる方、けっこういらっしゃると思います。恐らく私が存じないだけで、プロの方でも一人で仕事されてる方もいらっしゃると思います。

素人目線で申し訳ないのですが、漫画の描き方や技術って、正解はなく、一人一人の感性や価値観などで描き、色んな表現の場で表現されてるから漫画だと思っています。
確かにロングカットやめくりなど、魅せ場に持っていく為のテクニックや、作画においてもパースなどのテクニックも存在するのも確かだと思いますが、パースはデジタルでカバー出来ますし、また、描いてる本人が映画や漫画などを見て、作画においてこういう表現もあるのだと気付き、取り入れたり、勉強したりと…
私が思ってる以上にたくさん勉強出来る機会やきっかけは世の中にあるのではないか?と思っています。

「商業漫画化においてその考えは通じない」

という意味で講師の方はそういった発言をされたのかと思い、聞いてみたのですが、私達古い漫画家はこうやってきた。アシスタントに行くのが当たり前といった回答が返って来ました。
つまり結論、精神論だったということになるのでしょうか?


学校でデジタルの作業をしていると、みんなが使っている素材などを使う時点で漫画家じゃない。
漫画家は何もかも自分で描くんだよ。と少し辛い言い方を講師の方から、私自身がされたりするので、そもそもデジタルで作画していることへの偏見からの言葉としても捉えてしまいます。
私の思慮が浅いのでしょうか?

長文失礼致しましたが、どうか知恵をお貸し下さい。

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ゴーヤ さん2020年11月01日 08:49

専門2年生のときから3年間色々な漫画家さんのアシスタントをしてきました。

アシスタントをして学べることは
手伝う方がアナログ作家さんの場合はアナログ技術、デジタル作家さんの場合はデジタル技術、
それとどちらにも共通してあるものは、自分が漫画家になったときのアシスタントさんの扱い方、指示の出し方等だと思います!個人的には最後の1つのために3人くらいの漫画家さんのアシスタントをちょろっとだけでもしてみると勉強になるかな~と思いました!

ちなみにアナログ技術については、あったほうがデジタル原稿のクオリティも上がると思います。でも、アナログ作家さんのアシスタントに行くとまずは枠線や効果線など簡単な作業を任されることが大半で、入って2~3ヶ月くらいでようやく背景や小物描かせてもらえる感じのところが多かったですw
手っ取り早くはないですが、ハルタやジャンプ等レベルの高い雑誌を目指すならアナログアシスタントを最低半年は経験すべきかなと思います。

デジタル技術については、独学でなんとかなる人もいるのでなんとも言えませんが専門学校では聞けないような「コツ」を学べることもあるので、デジタルアシスタントもおすすめっちゃおすすめですが、やるべき!!とまでは断言できない感じですね~

参考になればうれしいです。

この回答へのお礼

ゴーヤさん、こんばんは。
お忙しい中質問見ていただき、また丁寧なアドバイスありがとうございます。

やはりアシスタントさんへの指示の仕方なども、アシスタントへ行くことのメリットになるんですね。
なかなかその視点は専門学校で教えてくれないので、(技術が上がったとか、原稿の見方が変わったという所感は講師の方も言ってましたが)
ここで知れて良かったなと思います。

初めて原稿を上げられたばかりで、次どうするか悩んでいるので、色んなお知恵をいただけて、本当に感謝です。

参考にさせていただきます。

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さん2020年10月19日 14:13

もう素敵な回答があるのでいいのかと思うのですが、自分はアシスタントしたことがあるのでその経験を・・・

技術的なことは独学で学べますし、それでデビューしてやっていける方もいらっしゃるのでなんら問題ないと思います。

自分が行ってよかったなーと思ったのは、その先生の舞台裏をのぞけたことですかね。
白紙から仕上げまで他人がやってる様ってなかなかみられないと思います。
それと複数人アシスタントがいる場合、他の人も頑張ってるんだ・・・!と刺激をもらえることです。
あと一人暮らしの場合、先生が度々奢ってくださったりするのはありがたかったです笑

漫画家の描き方は一人一人違って正解はないというのは大賛成です。

この回答へのお礼

とまきちさん、こんばんは。
質問見ていただき、またお忙しい中ご丁寧な回答ありがとうございます。

色々な考え方があるなと納得出来ました。
専門学校の講師の方の意見も一理あるし、とまきちさんのようにアシスタントに行ってみて良かったと思えるのであれば行ってみるのも良し。
といった具合にたくさんのやり方があって良いじゃない!
いただいた回答のおかげでそんな風に捉える事が出来ました。

体系的にアシスタントに行くという専門学校の講師の方の意見は、その講師の方はそうだった。つまりその人の漫画家のなり方がたまたまそうだった。ということだったのですね。

漫画家の描き方は一人一人違って正解はないという、とまきちさんの仰る通りですね。
そんな風にやり方に正解はないと後押ししていただけただけでも、励まされました。

本当にありがとうございます。

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TZ さん2020年10月16日 20:59

アナログからフルデジに移行したプロです。
私はアナログ時代、アシスタント経験なしでデビューしました。
苦労したことといえば、アシスタントさんとのやり取りの仕方のお手本がなかったことが一番かもしれません。アシスタント経験があると、自分が雇うとき役に立ちます。
作画方面のことは、自分で情報収集出来るので案外不自由は無かったです。

今はフルデジになって在宅アシスタントさんをお願いするようになりました。アナログ経験のあるアシスタントさんと、ないアシスタントさん両方をお願いして思う事なんですが、アナログ経験のないアシスタントさんは、デジタルでブラシやトーンのあるものを「手で書くこと」が全く出来ない人が大変多いです。例えば木や草などでイメージに合うブラシが見つからない場合、小さいカットなら描いちゃった方が全然早いんですが、全く描けないというか、描くという選択肢がそもそもないです。「手で描いて」と頼んでも、無視してブラシを加工したりして何とかしようとしたりしてきます。真面目に描けないみたいです。
アナログ経験ありのアシスタントさんは、その辺臨機応変に対応してくれます。
アナログは、ブラシとかないので、嫌でも色んな物を描くことになります。何でも「一度は描いた事がある」というのは、強みになるのは間違いないです。イメージに合うブラシとか自分で作れますしね。

あと、アナログだとやり直しがきかないので「描く前から頭の中で時短方法を計算して作画する」という能力が身につきやすいのですが、デジタルはいくらでもやり直せるので、そういう感覚は育ちにくいっぽい……、ということもアナログ経験無しのアシさんとやり取りしてて思いました。

あと、アナログアシスタントは修羅場の感覚が育ちます。「締め切りに間に合わせる」という感覚といいますか。在宅デジアシさんでアナログアシ経験のない人は、締め切り前だろうとのんびりマイペースという人がけっこういます(人にもよりますけどね)。

そのくらいでしょうか。
でも、どの能力も、絶対にやっとかないとNGってほどのものでもないとも思います。
木や草が描けなくても、ブラシで用が足りる範囲で自分は充分!というなら問題ないですし……。

まとめますと、アナログアシスタントはやって勉強になることは確かにある。でもやらないと絶対ダメというわけではない……というのが個人的意見です。
長々失礼しました。

この回答へのお礼

TZさんこんばんは。
質問見ていただき、またお忙しい中ご丁寧な回答ありがとうございます。

TZさん自身がアシスタント経験なしで、デビューされてるんですね!
漫画描くだけでも大変なので、デビューされてる方は本当にすごいです!
お仕事で大変な中、回答ありがとうございます。

なるほど。勉強になります。

現場でもそういった温度差(と表現していいのか?)のようなモノがあるのですね。
これはやったことがある方しか分からない感覚なので、貴重なご意見ですね。

いただいた回答のおかげで、色んなやり方を模索していったら良いじゃない。と思えるようになりました。
デビュー後の意見なんてなかなか聞けないので、参考にさせていただきます。

助かりました!

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藍葉 さん2020年10月14日 02:44

こんにちは!
プロで漫画の制作をしている者です!


まず端的にお答えすると「これからの時代はデジタル作画を習得しておけば、漫画家として何ら問題ない」というのは間違いないと思います!
うちは線画までをアナログ、取り込んだ後の仕上げをデジタルでやっていますが、過去にアナログでやっていた作家さんがフルデジに移行した例は大変多いですし、ひとりで漫画を制作されているデジタルの作家さんもたくさんいらっしゃいます。

ただ、その上で、敢えてアナログの技術を習得するメリットと、アシスタントに行くメリットというのは別々に考えるのがオススメかなぁとも思いました。

まず、アシスタントの現場を経験するのは、八割方「プロの世界を知る、そして人脈を作る」というのが主目的になると思います。そして、当然ながら未だにアナログで作業されている漫画家さんのスタジオなども少なからず存在しますので、そこでアシスタントとして仕事をするためには、やはりアナログの技術が必要になってきます。
(まぁぶっちゃけ今はアシスタント業務のほとんどはデジタルばかりですが・・・)
もちろん「人脈のためにアナログの技術が必要になる」という訳ではありませんが、ベテランの漫画家の先生、またはプロアシさんなどが多くいる現場から得られる知見とノウハウの価値というのは、まず無駄になることはないでしょうし、これらはSNSが発達した現在においても、なかなか容易に手に入るものでないことは確かです。

質問者さんの仰る通り、デジタルの利便性や表現の幅の広さは確実なものですし、そもそも作画とは様々な人の創意工夫の上、成り立っているものというのも間違いありません。

しかし、以上のことを踏まえた上で、やはり、それでもベテランの先生が描くアナログの生原稿は本当に迫力がある、ということだけは知っておいて欲しいな、とも思います。
何故なら、まさにそういった様々な創意工夫の積み立てと修練の集合体こそが生原稿に表現されているもので、その過去の累積に対するリスペクトがなければ、アナログやデジタルなど関係なく、技術の継承が途絶えてしまいます。

今は在学しながらのご制作中ということですし、色々なことを試行しつつ、ご自身の求める表現性と、そしてこれまで培われてきた先達の技術を多く見聞きしながら、最終的にどういったスタンスの作画をされるか徐々に固めていかれてはどうかなー、と思います。


それでは、こちらも冗長な回答となり、失礼いたしました。
今後のご制作、応援しております!

この回答へのお礼

藍葉さん、こんにちは。
お忙しい中、懇切丁寧な回答本当にありがとうございます。

なるほど。技術の継承や、人脈作りという点でアシスタントに行くという考え方なのですね。
そういう風に言語化していただければ、納得出来ます。

講師の方はアナログ主流の時代に、連載漫画を描いていたということだったので、体系的にアシスタントに行くのが当たり前なのだと押し付けられているように感じていました。

別の側面があり、真の価値は藍葉さんが仰られたようなことだと分かれば、後は自分の選択次第ですね。

まずは当面の投稿作の完成から、持ち込みなどの反応をみつつ、考えていこうと思います。

もっと漫画を楽しめるように、頑張ります。
ありがとうございます!

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