昨日やっててよかったやり方なのですが、
自分がネームにだるいな…と感じて集中力が切れる場所がどこか考えたら、説明のところとかつなぎみたいなシーンなことが多かったので、
ひとまず自分がわくわくするシーンだけ繋いでみよう！って気持ちで全体のミニネームを切ったら1時間で終わりました(あとスケブをお風呂場に持ち込んでお風呂につかりながらやりました…笑)
ちなみにこんな感じでコマ割りも作っていません。
このあと清書ネームかミニネームもうひとつ挟めば完成しそうな状態までいけました。
やってみてわかったんですが、だるいな〜と感じているつなぎのシーンはどうやら普通にいらないコマだったのかも…と言う感じです。

あとは立ったままや膝立ちでネームをすると座っているときより集中できた気がします。
少しでもご参考になれば幸いです。

人それぞれではありますが、漫画のシナリオを考えたり描いたりする場合「山場」となるシーンと「繋ぎの説明」のシーンがどうしても出てきます。
いろんな先人や編集者さんが「説明臭い・説教臭い漫画はダメ」と言っており、事実そうですが、一方で全く説明がないですむシナリオというのもありません。

うまい漫画家先生は必要最低限の説明、と、説明の部分を「いかにも説明臭くならないように、キャラの自然な会話の中に混ぜる」などの工夫をしているのです。
だから厳密には、「説明シーンが全くない漫画というのは無い」となります。

ただやはり、創作者のモチベーションとして、「山場の絵的にも迫力あるし感動」のシーンと「どうしても必要なので入れる説明のためにページ数をさくシーン」では、圧倒的に「説明シーン」で「飽きはじめます」

また、話題が少し変わってすみませんが、私自身が持ち込みで編集者に言われたアドバイスとして、上記を踏まえながら、「4ページに1回はあっと驚く・感動を誘う場面を作れ」と言われました。
その理由は「書き手本人が飽きてゲンナリすることと」&「読者も熱烈なファンでなく、はじめて目撃する新人漫画を読むにあたり、定期的に面白く驚かされなければ不満で読み飛ばすから」なのだそうです。

思い入れのあるお気に入りの大先生の○○ブランドの最新作とかだったら一気読みするでしょうが、新人が一度読者に飽きられて読み飛ばされてしまったら、即致命傷だよ？とのアドバイスでした。

4ページに1回驚きを。

これは起承転結とはちょっと違います。話の序盤、中盤展開、ラストのクライマックス、そういった全体の流れとは別に、既存の漫画で見たことのない斬新なアイデア・ちょっとした面白小物・読者の予想の斜め上をいく独特のセリフ回し…そういった「驚き」です。

そしてこれは、本来は読者を楽しませるための配慮ですが、シナリオ全体が4ページに1回の速い回転のテンポで「驚き」の演出が入るのが平均値だと覚悟して脚本を考えると、書き手にとっても「ダラダラした漫然とした展開の長ったらしいつまんない説明シーン」というのが極力あり得なくなります、必然的に。

プロットやシナリオの段階でこういった「面白さの緊張感が連続する」ということを意識していると、ネームを書いてて飽きることが少なくなります。
書き手も（自分の作品だからホントはオチやエンディングを知ってるんだけど）ワクワク感と緊張感を維持しつつネームを書くカタチになりますから。

ネームに飽きるのは、実は自分がそれほどネームを面白いと感じていないために起きます。
そういうネームをそのまま描いてもウケもよくないので、どうにかして、自分がたぎる展開にしましょう。がんばってください。

1時間のタイマーをかけます。
飽きたな…ってタイマー見るとだいたい15分くらいしかすぎてなくてワーオってなると思います。
だいたい1時間やって5分～10分休憩タイマーかけてまた1時間やって…
ってやってると集中具合がマシになります。（個人調べ）

あとは福地先生のこのツイートがおすすめ
作業環境をちょっとずつ「集中できた時」のものに変えていくといい感じかもです
https://twitter.com/fukuchi_tsubasa/status/1214094674249404416?s=20